プロメチウム(プロメチウム)は化学元素であり、元素記号 Pm、原子番号 61 である。全稀土類中唯一の放射性元素で、1945 年にウラン核分裂生成物から発見された。工業的に実用的な用途はない——生産は極めて高価で量も少ない(世界年間生産量約 1 mg)。
プロメチウムは地球上で最も希少な天然元素であり(地殻中1ppmの1兆分の1)、唯一の完全に放射性のランタノイドである。主な用途はβ崩壊放射線を活用したもので——時計の針の蓄光塗料、数十年間メンテナンスフリーで電力を供給する原子電池、工業用厚さ計——いずれも希少性のため極小規模である。
プロメチウムは、安定同位体を持たない唯一のランタノイドである。天然の地殻岩石にはほとんど存在せず、原子炉内での人工合成によってごく微量しか得られないため、工業的規模での実用用途はない。歴史的には、その化合物を夜光文字盤に塗布して夜間照明用計器や船舶の標識灯に用いたこともあったが、放射線安全上の理由からこれらの用途はほぼ廃止された。現在ではプロメチウムは、超小型の放射性同位体電池や核物理学研究にごく少量だけ使用されている。
プロメチウムの化合物、たとえば Pm2O3(酸化プロメチウム(III))や PmCl3(三塩化プロメチウム)は、実験室や照射標的としてごく微量だけ調製され、材料の照射研究や放射性トレーサーに用いられる。消費製品に入ることはなく、大規模な工業生産も存在しない。
プロメチウムは唯一の放射性ランタノイドである。1945年にジェイコブ・A・マリンスキー、ローレンス・E・グレンデニン、チャールズ・D・コリエルが、ウラン-235衝突の核分裂生成物を分析する中で初めて検出され——周期表の主グループで最後に発見された元素となった——グレンデニンの妻グレースによってプロメテウスの名が提案された。安定同位体は存在せず、Pm-145の半減期は17.7年である。